クレートトレーニング🏡

E Komo Mai

ドッグトレーナーの黒澤です。

東京都内で犬のしつけ・おうち保育(幼稚園・遊び通園)を経営しています。

初めてお預かりの子や出張トレーニングなどでも まず初めに

聞く耳を持ってもらいましょう

関係性の再構築しましょう

コンタクトトレーニングしましょう

とお話しています。以前にも少し触れましたがこれらは犬のしつけの話です。

黒澤が考える犬とヒトの良い関係とは、

ヒトに対して従順な状態のことをさします。

うなる 要求吠え 噛む(甘噛みと思ってるそれ、普通に噛んでますよ)

引っ張る などなど ひとつでも心当たりあるようでしたら

多分 関係性が崩れてきているのだと思うのですよね。

まぁ犬との暮らしは十人十色ですから噛まれていようが引っ張られていようが

それもまた犬との暮らしです。それでもいーやと思っておられるようでしたら

黒澤の出番はありません。ですが

今日はクレートトレーニングのお話ですが、閉じ込めてかわいそうなんて思っている方にこそ読んでほしいです。

クレートに入る練習って大抵アレですよね、中にフード仕込んで誘導して閉める…それって捕獲檻に食べ物仕込んで害獣捕まえる方法と似てます。捕獲された獣は大抵大暴れ。その方法で中に入った犬もきっと中でガリガリ暴れます。

だまされた!罠だったー🐶

そしてその姿をみて閉じ込めるなんて可哀そうなんていうのではないですか。

犬はかしこいですからそりゃあ騙したらそうなりますよ。騙して入れておいて

かわいそうも何もないもんだ。

ですので黒澤はフードでクレート入るよう誘導するやり方はしません。あんまりそのやり方好きではないのです。

大事なのは いやいや→自ら中に進み入るようになる、マインドの変化 だと思います。

しつこいかもですが、フードでの誘導は誘引されているだけです。

クレートの前で 入りなさいよ、いやいやも無し逃避も無し、

中に進み入る以外アナタにオプション無いよ という態度で接します。

自我の強い子はここで2時間はゴネます。それでも黒澤は諦めません。

相手が諦めるまで、静かに粛々と入るよう促します。

やがて犬は諦めて自ら中に進み入ります。

渋々だろうが自ら進み入るということは、入ることに承服したゆえの行動です。

この行動がマインドの変化です。

自ら進み入る行動を 閉じ込める とは言いませんよね、単に 入った と言います。

クレートに入る機会を利用したコンタクトトレーニングです。

こちらの入っての意図をくみ取り、自らの行動を考え、相手に従う 練習なのです。

この繰り返しがヒトに対して従順な聞く耳の整った状態へとワンを導きます。

クレートトレーニングでは 入って ですが

例えば玄関から出る時のマテ、キッチンなどに入ってこさせないようにするステイ も教えるのは同じ要領です。

聞く耳が整ってくれば意を汲んで行動できるようになります。 

アー待つのね こっから入っちゃイケナイのね🐶

ひょっとしてフードチラつかせて扉の前で マテマテ‐なんてやっていませんか。

もしそうならそれはマテではなく、フードにフォーカスして止まっているだけの状態だと思いますよ。それではマインドは変わらない。

ワンのマインドが変われば行動が変わります。聞く耳整えばワンときっと暮らしやすくなりますよ。

ア フイ ホウ